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  • GWと チャーリーさんの思い出

    偉大な技術通訳者だったので彼の偉業を称えるためにも実名で書きます。

    だった というのはチャーリーさんは十数年前のGWの賑わいの最中に急逝しました。

    人事担当の私が帰省中、通訳担当者からその電話をもらいました。突然のことで担当者も私も

    出来事の速報では事態を上手く呑み込めずにいました。ふと頭を過ったのは彼の持病のことでした。

    チャーリーさんはアメリカ出身で、陶芸の研究の傍らその流ちょうな日本語と天才肌ともいえる頭脳明晰さで

    副業の技術通訳者としてもメキメキ頭角を現し、いつしかエース級の同時通訳者になっていました。

    一緒に仕事をする上で入社当初に、遺伝が関係する持病の説明は彼から受けていました。

    医療機関とも相談したうえで仕事を始め、年数を経ても何の問題もない様子に

    いつしか私たちも彼の持病の事などすっかり忘れていました。

    その病魔がGWに突如彼を連れ去ったのでした。

     

    彼のお別れ会には陶芸研究者、通訳者、たくさんの友人、彼が活躍していたクライアント先からも

    多くの人が列席していました。横たわる彼の額にキスをしてお別れする方もいて、

    多くの人に愛され信頼された故人の存在の大きさを改めて思い知らされました。

     

    今も彼が手掛けていた仕事は後進たちによって綿々と続けられています。

    彼が築いた偉業は色あせることなく今日も深化し続けています。

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