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PyConJP2025参加レポート:Pythonと未来をつなぐ広島の2日間
2025.10.14
PyConJP2025は9月26日(金)と27日(土)の2日間に広島で開催され、今年は国内外18ヵ国から500名以上が集まりました。
PyConJPはPythonを軸に多様なアイデアと技術が交わる国内で最大級のPythonカンファレンスです。今回のテーマは「あつまれPythonのピース」ということで、参加者一人ひとりが自分のピースを持ち寄り、共有するカンファレンスとなりました。
私は日頃からプログラミング関連の社内講師を担当していることから、その経験を持って、様々な登壇者の方々や企業スポンサーの方々と意見交換ができる良い機会となりました。
今回のキーノートは、Day1がFastAPIの作者であるセバスティアン・ラミレスさん、Day2が“100日チャレンジ”で知られる大塚あみさんでした。
ラミレスさんは「イノベーションが目的ではなく、困っている人の問題を解決することが重要。その先にイノベーションがある」と話されており、OSS開発の現実や持続可能性については非常にデリケートな内容について気づきを与えてくれました。端的に言うと、今私たちが使っているテクノロジは当たり前のものでは決してないということです。
一方、大塚さんは生成AIを使った学びの工夫やキャリア形成についてユーモラスにお話いただき、会場を大いに盛り上げていました。カンファレンス中に”100日チャレンジ”の書籍販売もあり、お話の背景などより深く理解することができました。お二人のメッセージから、学び続ける姿勢こそが未来を切り開く鍵であることを強く感じました。
カンファレンス全体は「パックマンルール」を掲げ、誰もが新しい仲間を歓迎する雰囲気に包まれていました。企業ブースでは採用情報や技術交流が活発に行われ、学生にも配慮された運営が印象的であり、社会人にとってはネットワークを広げる絶好の機会となっていました。ノベルティや休憩スペースなども充実しており、コミュニティの温かさを感じる仕掛けもありました。
今回のPyConJPは大盛況に終わりましたが、来年の開催情報も公開され、2連続での広島開催が決定しました。世界遺産を巡りながら、Pythonコミュニティとつながる体験をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
私たちはこうした技術イベントへの参加を通じて、新しい技術を楽しみ、挑戦する文化を大切にしています。Pythonは世界中で愛される言語であり、AIやWeb開発など幅広い分野で活用されています。当社でもPythonに関連した業務に携わることから、新しい技術に前向きな仲間を求めています。ぜひ当社の採用情報をご覧ください。